ヴァイオリンの演奏をテレビやラジオ、ネット等で聴いたことがあれば、その美しい音色をご存じの方も多いことでしょう。クラシック音楽のイベントやオーケストラのコンサートで生の演奏を耳にしたことがあれば、なおさらだと思います。
あんな風に自分も弾けるようになれたら!と、社会人になってからヴァイオリンを始めたのが、レイトスターターのひでもんです。
ヴァイオリンへの憧れ
昔からクラシック音楽が好きだったこともあり、子供の頃からテレビのN響アワーを見たり、地元の交響楽団の演奏会に足を運んだりしていました。
そんなひでもんにとって、オーケストラの一番目立つ位置で華々しく演奏されているヴァイオリンは、自然と興味を持つ楽器になっていました。
いつか自分も弾いてみたいなぁ、と夢に見ながらも、楽器はものすごく高価で手の届かないものと思い込んでいたので、就職するまでは諦めていたのです。
初めてのヴァイオリン
社会人になって生活のリズムが落ち着いてから、ようやくヴァイオリンを始める決心をしたひでもんは、音楽教室のレッスンに通いはじめました。
満を持してヴァイオリンと弓を購入し、先生の指導のもとでさっそく弾いてみると、「ヴィーーーン」と音が出ました。
音が出せた!!!
感動以外の何ものでもありません。
自分もヴァイオリンを弾ける(というより、音が出せる)ことが嬉しすぎたので、レッスン初日は家に帰ってからも楽器をケースから取り出して
「ヴィーーーン!ヴィーーーン!」
とひたすら開放弦の音を奏でまくり、喜んでいたのでした。
いろいろな曲を思い通りに弾いてみたい
ヴァイオリンで曲を演奏するのは、難しいです。
左手の指でヴァイオリンの弦を押さえて音程(ドレミファソラシド)を決めると同時に、右手に持った弓を的確な力で弦にこすりつけながら引いて、音の長さと強さを制御しないと綺麗な音が出ないのです。
曲を演奏するには、楽譜の音符どおりに連続して音をつないでいくために、右手と左手を正確にリンクさせ続けなければなりません。それも一つ一つの音が美しくなければいけないので、それはそれは難しいんですね。
葉加瀬太郎さんや高嶋ちさ子さんらのヴァイオリンの演奏を聴いていて心地良いのは、楽器を弾くのが上手だからです。(当たり前か!)
綺麗な音を曲の最初から最後まで連続して奏で続けられているからこそ、聴いている側は癒されるんですね。
楽譜に書いてある音符のとおりに音を出すことは、頑張って練習すればレイトスターターでも可能だと思います。
もう一歩進んで、自分の思い通りの表情を演奏する曲につけてあげながら、聴く人を魅了できる演奏ができるようになりたい、というのが、ひでもんの目標の一つです。