時間泥棒に盗まれてしまった時間
今日は定時で帰ろう!と職場で密かにもくろんでいたひでもん。時間まであと30分、というタイミングで後ろから声がかかりました。
同じ職場の人:「15分くらい打合せさせてください」
一瞬大丈夫かな?と不安が頭をよぎりましたが、「15分」程度の内容ならすぐ終わるだろう、と引き受けたのでした。
ひでもんを含めて4人で始まった打合せ。上司に提案したいという内容の資料について同じ職場の人が説明をしてくれました。
資料といっても1枚だけで、10分もたたずに説明が終わり、意見があったら後日教えてください、とのこと。
趣旨もわかったので、今日のところはこれで終わりね!と思ったのが大間違いでした。
時間泥棒さんはなぜか、もう一度詳しく、同じ内容の説明を始めたのです。
「あれれ?なんで?」
ひでもん以外の2人もそんな表情を浮かべていますが、泥棒さんはおかまいなし。
終業チャイムが鳴り響いているのも耳に入らない様子で延々と語り続けるのでした。
チャイムがなってから30分が過ぎ、1時間が過ぎても話は止まりません。話す内容は1時間前とほとんど変わらず、繰り返し同じようなことを熱心に喋るので、聞いている方も相づちを打つのが億劫になってくるのでした。
そのうちに打合せメンバーの一人が別件で席を立ち、泥棒さんの話はようやく止まりました。
「15分間」の予定で始まった打合せですが、結局2時間も費やされてしまいました。ほとんど同じ話の繰り返しで。
泥棒さん以外の3人はほとほと疲れ果ててしまったのでした。
そして心の中で叫ぶしかありませんでした。俺の時間を返してくれ!
今日の敗因1
普段から話の長い泥棒さん。「15分」の打合せをしても良いか?と訊かれた時、安直に引き受けてしまったのが第一の敗因です。それほど急を要する内容でもなく、別に今日の終業間際にしなくても良い打合せでしたので、明日以降に延期してもらうべきでした。
今日の敗因2
打合せが終業時間以降に続いたこともあり、来客や外部からの電話が鳴ることもなく、泥棒さんの話の腰を折るタイミングがつかめませんでした。話を中断するきっかけがあれば、あるいはもう少し短時間で、被害が少なく済んだ可能性があります。
今日の敗因3
結局は資料の内容についての意見を後日ください、という趣旨だったので、泥棒さんの繰り返される話を延々と聞き続けるのは打合せメンバー全員にとって、貴重な時間の損失となってしまいました。それは泥棒さん自身にとっても同じこと。
同じ話が繰り返されていると気づいた時点で、
「もうわかったから今日はこの辺で終わりにしましょう!資料の意見は考えておきますから。」
と、やんわり伝えて切り上げることができなかったのも大きな原因です。
今後の対策
電話や来客など、外部からの打合せ中断要因が期待できない場合、多少強引にでも話を打ち切る技術が必要です。
これ以上話を続けてもらちが明かないとか進展がない、と思ったら少しでも早く、その話し合いを打ち切る努力をしないと、参加しているメンバー全員の貴重な時間が水の泡と化してしまうんですよね。
なかなか難しい場面も多いのですが、なんとか知恵を絞って切り抜けねば、と反省するひでもんなのでした。