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災害で停電になっても家族と連絡が取れる手段がほしい・・・アマチュア無線はどうでしょう

こんにちは!ひでもんです。

ここ数年、大きな自然災害が頻発していて、日本各地で地震や台風による被害が甚大になるケースが多いですよね。大地震が起きたりすると停電になってしまったりします。

災害はいつどこで発生するかわかりません。

もしも家族と離れた場所にいる時に、停電を伴う大災害が起きてしまった場合、私がすごく怖いと感じるのは家族と連絡が取れなくなってしまうこと、なんです。

2011年の東日本大震災が発生した際、平日の昼間でしたので、私は自分の職場にいて、身内もそれぞれ自宅なり仕事場にいました。地震が起きて広範囲で停電になってしまうと、スマホの基地局のバッテリーがなくなれば通話ができなくなってしまいます。

大災害が起きてこれからどうなってしまうんだろう、という巨大な不安感に周囲も自分も包まれている中、身内の安否を確認できない状況が続くのはとてつもなく心細くて仕方のないことでした。

電話通話以外にもLINEやメール等その他の通信手段もありますが、それも停電でネットワークがダウンしてしまうとスマホが使えなくなって、不可能になってしまいますよね。

停電になっても離れた家族と連絡を取れる手段はないだろうか。

そう考えたとき、解決策の一つとしては、

「アマチュア無線」

の無線機を活用するのもありかと思います。

アマチュア無線・・・今の時代となってはすごくレトロな響きに聞こえるものですが、昭和の時代から引き継がれている(?)、個人が趣味で楽しめる無線通信のことです。

高性能で高出力の無線機を自宅に設置して、巨大なアンテナを庭に建てて世界中のアマチュア無線愛好家(なぜかその人たちは「ハム」と呼ばれています)との通信を楽しんでいる人たちが、今ではだいぶ少ないようですが存在します。

何千キロ、何万キロも離れた所に住んでいるハム同士が無線の電波を使って直接通信するためには、気象条件等で時々刻々と変わる電波の伝搬状態が良いタイミングでないと通信できないわけなので、普段通信できない国のハムといかに通信できるか、というスリルを味わえるダイナミックな大人の趣味と言えます。

アマチュア無線の別の楽しみ方としては、手のひらに乗るようなハンディタイプの小型無線機を使って、ご近所に住んでいる他のハムと、無線通信でのんびりおしゃべりをするスタイルもあります。

ハンディタイプの小型無線機といっても、市販されているアマチュア無線用のものは出力がそれなりに大きいものもあるので、ご近所といっても、直線距離で数キロとか10キロとかは余裕で通信可能範囲となります。

アマチュア無線の強いのは、スマホ・携帯電話の電話回線やインターネット回線等、地上のネットワーク回線を全く介さずに通信できるところです。

小型無線機のバッテリーさえ確保できていれば、世の中がどれだけ停電になっても関係なく、通話ができてしまうんですね。

男性の方なら子供のころにおもちゃのトランシーバーで遊んだことのある方もいるかもしれませんが、アマチュア無線は通信可能な距離が、その何千倍、何万倍、というイメージです。

そんなアマチュア無線の小型無線機を家族全員が携帯していれば、万が一広範囲で停電が起きても連絡手段が確保できることになります。すごく頼もしいシステムですよね!

そんな頼りになる素敵なシステム、アマチュア無線ですが、始めるにはちょっとしてハードルがあります。

アマチュア無線の無線従事者免許を取らないといけない

小型無線機であってもアマチュア無線機は出力が比較的大きいことから、免許証がないと通信してはいけないのです。(無線機で電波を発射せず、他のハムの通信を聞くだけなら免許はいりません)

その免許を取るためには、

①試験を受けて合格する ②2日間の講習会を受講して修了する

のいずれかが必要です。

試験、講習会といっても、小学生でも余裕で合格できるレベルのものなので、難易度は決して高くはないのでご安心ください。

無線局の免許状を取得する必要がある

アマチュア無線を楽しむにはアマチュア無線局という「無線局」を開局しなければなりません。手に乗るサイズの小型無線機1台で通信するだけでも、立派な「無線局」なんですね。

で、無線局を開局するために、総務省に開局するために申請して免許状をもらう必要があります。

免許状の申請手数料といっても、小型無線機程度の出力の無線機の場合、5,000円あればおつりがきます。

そして、無線局の免許状を交付されるということは「コールサイン」がもらえることを意味します。

コールサインというのは、アマチュア無線局の名前のことです。世界に一つだけの大事なものなんですよ。

ちなみに、アマチュア無線機で他のハムと通信するときは、このコールサインを使ってお互いを呼び合うことになります。

①無線従事者免許証を取得して、②アマチュア無線用のハンディタイプの小型無線機を購入し、③無線局免許状をもらう、この3つを他の家族みんなが行えば、突然の災害による停電がいつ起きてもあわてなくて済みます。

もちろん、数十キロや数百キロ離れた場所に家族がいる場合にはお手上げではあります。が、普段身近に生活している家族同士の緊急時の連絡手段として、アマチュア無線は頼もしい味方になってくれることは間違いありません。

スマホ全盛の今の時代でも、レトロな趣味の一環として楽しむのもありかな、と思うのですがいかがでしょう。

ではまた!

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